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航空雑学 2

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毎日テレビ📺や携帯📱で確認をする天気。🌦今回はパイロットが普段使う気象についての話です。
パイロットが使う天気は、☀晴れ、☁くもり、☔雨などの抽象的ではなく、細かく分析し、全てアルファベットと数字で表されています。
空港の天気を文字で表した、現況(METER)と予報(TAF)が定期的に発出されます。
これらは文語や、口語で表されたものではなく全て略語で表示されています。

例えばこれ ⬇
YMPC 091030Z 20005KT 9999 SCT037 16/08 Q1005

これは2月9日の午後9時30分のポイントクック ( 普段訓練をしている空港 )の天気を指しています。

 それぞれを分けてみると💭

  •  YMPC 

今回はポイントクックの天気なのでYMPCとなっていますが、まずはここでどこの空港かを確認します。 全世界の全ての空港には、4文字のアルファベットで割り当てられた【4レターコード】があります。

  • 091030Z 

次にこちらは始めの二桁が日付を表しています。月は表示されません。残り四桁は時間を表しており、最後に「Z(ズル)」とあるので協定世界時を示しています。メルボルン時間に直すためには11時間足さないといけないので、午後9時30分を示しています。9時間足すと日本時間になります。
以上から9日の午後9時30分と読み取れます。

  •  20005KT

次にこちらは風速🌀と風向きを表しています。こちらの単位は「KT(ノット)」です。始めの三桁が風向、残り二桁が風速を示しています。今回は200°(南南西)🧭方向から5ノットの風が吹いていることを指します。

  • 9999 

次に四桁の数字が並んでいますが、こちらは視程を表しています。単位はメートルですが、9999の時だけやや異なります。四桁までしか表示をしないので、意味としては10キロ(10,000m)以上という意味になります。

  •  SCT037

これは雲の分量🌫と雲底(地上から雲の下までの高さ)を示しています。始めの三つの英文字で雲の分量、次の三つの数字で雲底までの高さを表示しています。航空気象観測では、見上げた空を8分割(単位:オクタス)してどれくらいの雲量があるかを示しています。
今回の場合ですと、高度3700ftに雲が点在しているという意味です。

記号 状態 雲量( 8分割 )
NSC 雲一つない快晴 0オクタス
FEW ポツンと少しだけ雲がある 1~2オクタス
SCT 雲が点在している 3~4オクタス
BKN ほとんど雲に覆われている 5~7オクタス
OVC 完全に雲に覆われている 8オクタス
  • 16/08 

観測時の🌡気温/露点をあらわしています。

  •  Q1005

これは気圧で単位はhPa(ヘクトパスカル)で表示をしています。
低気圧に近くなると数字が小さくなり、高気圧が近づくと数字は大きくなります。

 

METARとTAFが読めるようになると悪天候は何時ごろに回復するのか、数時間後の天気はどうなるかなど日常生活にも活かすことができます。

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